ブックタイトルSEN酵素技術概要

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概要

SEN酵素技術概要

またセン酵素は植物性酵素の集合体であるが、堆肥製造時に副資材として併用するHG液は、特に天然系害虫忌避植物群からの酵素を主体としている。しかもこれらが自然界以上の働きが出来る様に、複合するミネラルも十二分に添加されている。ミネラル群を補酵素として使用する事により、それぞれの酵素成分がより広範囲に守備範囲を広げてもらうためである。このような堆肥を生産者が使用する事により、農業生産現場では様々に劇的な変化が観察されている。土中のセンチュウをはじめとして様々な害虫がその姿を見せなくなり、同時に作物の病気も激減した。軟弱野菜をはじめとした野菜群が収量を倍増させ、品質も大きく向上した。リンゴなどの果樹では収穫量の増大は観察されていないが、野菜群がそうであるように明らかな生命活性が付与され、その色付きや食味は激変した。現在、最もまとまった形で従来のゼム酵素堆肥を使用しているのは青森県大鰐町をはじめとしたJAつがる弘前管内の生産者である。大鰐町をはじめとしたつがる弘前管内の農家は、春蒔用も秋蒔用堆肥も、東北地方を縦断して北関東(栃木)で生産されている従来のゼム堆肥を購入し使用しているのである。直線距離でも約600kmに及ぶ距離を運搬してである。当然運賃が加算され高い堆肥になっているが、それでもJAが窓口となりリンゴ部会やトマト部会のために大量の堆肥を調達している。高価な堆肥でも、彼らは北関東の従来のゼム酵素堆肥を離そうとはしない。それだけ様々な実証を成し遂げた故である。トマトや茄子は収量を倍に伸ばし、同地で生産されるリンゴの多くは既にブランド化された「酵素リンゴ」の名称で高価で販売されている。通販業界で最も老舗と言われる高島屋の通販選定商品にもなっている。その色付きの見事さと味わいの素晴らしさは他に比類のないリンゴとして仕上がっている。米作も全国各地で多大な成果を挙げはじめている。収量で言えば平均1~2俵の増加を示しているが、中には群馬(沼田)や山形などのように反当で5~6俵(従来の限界量8俵から、従来のゼム酵素以降13~14俵)の増加を見せている地域もある。しかも特筆すべきは従来収量増加は食味の点数と反比例するのが常識と言わ