ブックタイトルSEN酵素技術概要

ページ
17/20

このページは SEN酵素技術概要 の電子ブックに掲載されている17ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

SEN酵素技術概要

その状態は日々に改善され、半年ほど経過した平成16年5月、丁度強制換羽(業界では強換と呼び、廃鶏にする直前の鶏に2週間餌を与えず、激しいストレスの中で強制的に羽を生え換わらせ、そこから再度最後の卵を産ませる方法)に入る鶏舎があったので、強換後の鶏に対して、牛や豚で実績のあるゼム酵素の飼料混合を開始した。投与飼料に対して0.1%の混合である。それによって排泄鶏糞そのものが乾燥状態に近づいてきたばかりか、これまでエアレーションを用いても乾燥し切らなかった鶏糞が一気に乾燥する状態へと移行した。(本件に関する乾燥鶏糞活用方法は後述する)後の分析によって臭気そのものを形成したアミンは、鶏の体内でアミドアミン(前出、脱水触媒としてアミンを用いて工業的に製造している化学品・主な用途は医薬品・化粧品・食品添加物など)に変質していることがわかった。アミンの名が含まれてはいても、既にアミドアミンはアミンが重縮合して生成された化学的安定状態の成分なので、水に溶いても養鶏悪臭の原因であるアミン臭は戻ることはない。現在では同農場では、粒状乾燥鶏糞は袋詰めして外部へ販売しており、篩いをすり抜けた微粒の乾燥鶏糞だけが残っている状態である。*POINT平成16年7月17日同農場より電話があり、強制換羽後の鶏の飼料に従来のゼム酵素0.1%を混合した鶏舎の卵が、卵殻強度試験において、またハウユニット(卵白の盛り上がり数値)も若鶏並みになってきたとの報告があった。しかもランダムな試験で一律に卵殻が硬くなっていると言う。同じ報告は熊本の土肥養鶏場からもあったが、あぶくま農場では明確に数字的強度が確認された最初の事例である。最初は周囲に対する臭気軽減を目的とした使用であったが、脱水触媒で成分的にも重縮合して変質した成分により、現在では明らかに経済的メリットを産み出しはじめている。鶏糞は特に乾燥コストをかけなくてもすぐに乾燥を獲得している。それによってこれまで逆ザヤであった乾燥鶏糞は、コストをかけずに売れ、残った微粒の乾燥鶏糞は高い窒素分を残存させたまま菌群休眠状態のままにあるので、再度水分調整材として用いれば再び急激な発酵状態に戻るため、次なる乾燥段階では再び多量の粒状乾燥鶏糞を産み出してくれるので販売に値する製品化にも貢献する。