ブックタイトルSEN酵素技術概要

概要

SEN酵素技術概要

これこそが植物の自己防衛機能が種を越えて、酵素によって人類にも貢献してくれる事の理由を明確化させてくれた。セン酵素が選択的に効果を発揮する理由がここにあると考えられる。【効能解説】（１）悪臭ガス処理臭気処理に絶大な力を発揮し、今から18年程前に農畜産事業団・土屋理事のご紹介を得て、畜産業の瞬間消臭剤として数箇所の畜産業者へ納入を開始したのが始まりである。現在では畜産以外の様々な分野で消臭剤として認知されている。家庭内の様々な臭気の他に、下水や浄化槽、また喫煙室に置かれる集煙装置のフィルター清掃用と同時に消臭用として用いられている。なかでも化学工業に関する硫化水素をはじめ、変わったところでは塗料などに含まれるトルエンやキシレンなどの発ガン性ガス分解にも用いられている。これはセン酵素の最大の特性の一つである脱作用のうち、特に脱塩素作用によるところが大きい。セン酵素及びセン酵素による堆肥の使用によって、農業での大きな問題の一つである連作障害の防止及び解消の報告が多数よせられているが、これもある研究によれば連作によって土中にある種のVOCが生成されるためとの報告がある。ゆえにVOC処理剤としてのセン酵素が、連作障害そのものを排除する役割を持つことも、これによってうなずけるものである事がわかる。（VOCの項で詳細後述）（２）水処理有効な水処理剤としての用途も開発されている。セン酵素は前述の臭気処理の他、後述する微生物の増殖活性化が顕著であるため、水処理に用いる場合には発生臭気処理をほぼ瞬間的に行うと同時に、堆積汚泥などの有機物分解を促進する。これは酵素の持つ脱作用の他、添加水中での微生物の増殖活性化が顕著となり、それによっての分解処理が促進されるためである。但し水中へのセン酵素添加によって、活発な菌群（特に好気性菌群）の増殖活性が起こり、閉鎖系の池沼などでは溶存酸素量の減少傾向を示す。そのため必ずある種の曝気装置などを併用する必要がある。特に最近では超微細な気泡群を発生させる装置などが出来ており、、その