ブックタイトルSEN酵素技術概要

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概要

SEN酵素技術概要

らがなかなか効果を発揮しないのは、菌の世界には明確な法則が存在するためである。ホーム&アウェイと言えば判りやすいかも知れない。EM菌やアガリエ菌などの著名なブランド菌群が存在するが、沖縄で発見された菌群が北海道では活性しようがないのは明白である。そればかりか、畜産を行う環境下にはそこ独自の微生物層がある。そのため今まで巧く行っていた牧場が、何かの理由で例えば500m移動せざるを得なくなった場合、移動後には以前のような良好な菌群環境を整える事がなかなか出来ないケースが多いのである。確かにホーム&アウェイは適地の気候条件が第一のファクターであるが、我々には想像もし得ないようなカオス的条件もまた、菌群活性には必要なようである。酵素は生物ではなく菌群活性の環境調整と増殖を触媒する物質である。タンパク質中心の酵素ならばこそ、使用された場所でその地のチャンピオンとして君臨する菌群をより活性化する働きに寄与する。ゆえに北海道から沖縄まで、どこでセン酵素を用いても同じ結果を導く事となる。菌群の限界を凌駕するものが酵素である。(4)微生物活性と病害菌抑制先述したように菌の世界では明確に有用菌と病害菌が分けられ、有用菌活性の場にあっては病害菌は抑制される。そこでチャンピオンとなる有用菌群が以前にも増して活性を獲得する頃、その場に存在する病害菌はその活動を抑制されているために、その勢力において明らかに劣勢となる。その段階ではチャンピオンとなった有用菌増殖のための餌になるしか道が無くなるのであるから、病害菌は消滅せざるを得ないのである。またそのようにして作り上げられた微生物環境下には、その後に病害菌の浸食は起こり得ない。常にそこには強力で天敵となり得る微生物群が存在するが故である。(5)スケール除去と固着防止これはセン酵素の持つ豊富な脱作用によるものである。酵素は基本的に分解剤である。セン酵素は脱作用に優れた酵素であり、水素結合や塩素結合を切断する働きに優れている。土中に合って肥料成分等のイオン化を促進する作用もまた、セン酵素の持つ豊富な脱作用によるところが大きい。